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ジャカルタのアパート、どうやって選んだらいいの? 選ぶ基準がわからない!
期待と不安が入り交じるジャカルタ駐在生活、まずは住まいを決めるところからスタートです。とはいっても日本の家事情とは違う点がたくさん。アパートを選ぶ段階だけでなく、契約の前にも気をつけるべきポイントがあります。
筆者はジャカルタ駐在帯同2度目の現役駐妻。ジャカルタでは4つのアパートに住んだ経験があります。
この記事では、これまでの経験を元にジャカルタのアパートの選び方や注意点について解説します。
最後まで読めば、アパート探しの基準が明確になり、ご自身の家庭に合ったアパートがスムーズに選べるようになります!
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【まとめ】子連れフライトの過ごし方|飛行機で快適に移動するコツを紹介
ジャカルタ駐在家庭が住むのは「アパート」
ジャカルタ駐在をしている日本人家庭の大半は「アパートメント」に住みます。
ジャカルタの「アパートメント」とは、日本の「アパート」とは異なり以下のような住まいを指します。
- 日本で言う高級マンション(ジム・プール付き)
- 1年契約・家賃全額前払いが一般的
- 家具・家電・キッチン用品(食器・調理器具)付き
一軒家やコス(ワンルームタイプの単身用住居)など他の住居形態もありますが、一般的な日本人駐在員家族を考えた場合、あまり選ばない選択肢のため今回は割愛します。
アパート探しのタイミングは家族の渡航後が理想
ジャカルタ駐在では、駐在員本人が先に現地に赴任し、あとから家族が帯同、というパターンが多いかと思います。
先に駐在員側でアパートを選んでおくほうがスムーズに生活を始められるように思えますが、可能であれば、アパート探しは帯同家族の渡航後にすることをおすすめします!
アパート内で長い時間を過ごすのは妻ですし、たとえメイドさんを雇うとしてもキッチンなどの家事動線は重要。子育て目線での選定も重要です。
たとえ手狭でも、
- 最初は駐在員が単身用に契約しているアパートに一緒に住む
- 現地で夫婦一緒にアパート探しを始める
という流れが理想です!
とはいえ、現実は様々な事情からそれが叶わない場合もありますね。
日本からアパート探しをする場合は、以下のポイントに気をつけて選びましょう。
リモートアパート探しのポイント
- 内見のときにビデオ通話をつなぐ or 動画撮影してもらう
(写真と動画では印象がかなり違います!) - 事前に間取り図を共有しておく
(間取りを想像しながら内見できると良し) - 実際に住んでいる人の口コミを集めておく
(住んでみてわかるメリット・デメリットあり)
妻側もできるかぎり雰囲気がわかる状態で選ぶのがおすすめ!
住むエリアの決め方
ジャカルタか、チカランか
駐在員がチカラン勤務の場合、ジャカルタ、チカランのどちらに住むか、も最初に迷うポイントですよね。
位置関係はこちら。
ジャカルタ〜チカランは、高速道路で移動できます。
近年はかなり移動時間が短縮されたとは聞きますが、それでも通勤ラッシュ時は片道1.5〜3時間ほどかかります。渋滞がひどいときには6時間かかったという話も。
ジャカルタ住まいもチカラン住まいも、それぞれメリット・デメリットがあるので、以下に紹介します。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ジャカルタ | ・アパート・習い事など 選択肢が多い ・レストラン・カフェが多い ・日本人が多い | ・夫の通勤時間が長い ・妻が平日ワンオペ |
チカラン | ・職住近接・日本人学校も近い ・平日の家族の時間を 確保しやすい ・外食費用の相場が ジャカルタより低い | ・アパート・習い事などの 選択肢が少ない ・平日の過ごし方が 限られる |
我が家はジャカルタ勤務・ジャカルタ在住というパターン。なにかあったときに頼りやすいという職住近接のメリットを息子が怪我をしたときに実感しました。
一方で、普段から夫の帰りは遅いので、家が近かろうと結局、平日夕方以降はワンオペです。
この状況でもしチカラン勤務に変わったとしても、ジャカルタに住み続けるだろうなとは個人的に思っています。(1度目のインドネシア駐在は夫の勤務地がチカランでしたが、住んでいたのはジャカルタでした。)
とはいえ考え方は人それぞれ。チカラン在住の駐妻さんでも以下のような声を聞きます。
- 平日の行き先が少なくても土日にジャカルタに遊びに行くので気にならない
- メリハリが効いてちょうどいい
- 大都会のジャカルタより住みやすくて落ち着く
それぞれのご家庭で優先順位を決めて、ベストな選択ができると良いですね!
ジャカルタ内で住むエリアを決める
ジャカルタに住む場合も、まずはエリア選びから。大まかな分け方ですが、ジャカルタでも中央エリアに住むか、南エリアに住むか、という選択肢があります。
- 中央エリア(タムリン・セノパティ・スディルマン・クニンガンなど)
- 南エリア(ガンダリア・ポンドックインダー・シマトゥパンなど)
※ 北・東・西のエリアもありますが、大多数の日本人は中央か南に住むため今回は割愛。
以下にそれぞれのエリアのメリット・デメリットを紹介します。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
中央エリア | ・おしゃれなお店や 話題のスポットが多い ・会社が近く通勤しやすい (ジャカルタ勤務の場合) | ・日本人学校・幼稚園が遠い (プリスクールは近いことも) ・同じアパートに 同年代の子供が少ない |
南エリア | ・日本人学校・幼稚園が近い ・同じアパートに 同年代の子供が多い | ・通勤に時間がかかる (会社所在地による) ・日本人が多いアパートの場合、 窮屈さを感じることも |
- タムリン
- セノパティ
- スディルマン
- クニンガン など
比較的、単身者や夫婦2人世帯が住むことが多いエリアです。子供のいる家庭の場合、幼稚園入園前の子のいる家庭が多数。
日系企業のオフィスが近く、渋滞に巻き込まれる時間が短く済むため、駐在員の通勤の負担は軽くなります。
- ガンダリア
- ポンドックインダー
- シマトゥパン など
日本人学校・幼稚園の位置の関係上、幼稚園以上の子供がいる家庭の大多数が南エリアを選択します。
学校・園によってはスクールバスが中央エリアまで来ないこともあります。スクールバスを利用したい場合は南エリアに住むほうが無難。中央エリアに住みたい場合は、あらかじめ学校・幼稚園にスクールバスが来るかどうか問い合わせることをおすすめします。
通勤時間は長くなる場合が多いですが、MRTや高速道路の出口の近くのアパートであれば、南であっても比較的スムーズに移動できます。
▼ それぞれのエリアの詳細は、こちらのサイトがわかりやすいです。
日本人の多いアパートに住む際に知っておきたいこと
日本人が多いということはアパート内でお友達が作りやすいということ。
車社会のジャカルタでは渋滞がひどいため、子供が幼稚園や学校から帰宅した後は外出をしづらいです。
特に夕方は帰宅ラッシュでより渋滞しやすく、もし外出するとしても近場でさっと済ませるイメージ。必然的にアパート内で過ごす時間が長くなります。
アパート内のプレイグラウンドで遊んだり、同じアパートの子供同士で家で遊ぶ、というのが帰宅後のよくある過ごし方。毎日のように顔を合わせるので、子供だけでなく母親同士も仲を深めやすいのがメリットです。
日常生活や学校関係でわからないことを日本語ですぐ質問できる環境。海外暮らしに不慣れでも安心ですね!
同じ理由で、平日の習い事もアパート内が中心。
外出がしづらいため、希望者を集めてスイミングやテニスの先生にアパートまで来てもらう、という習い方もあります。これも日本人が多く住むアパートならでは。
一方で、アパート内の日本人同士の目が気になったり、時にはいざこざが起きたりすることも……
もちろん良識ある人がほとんどですし、「日本人が多い=必ずトラブルが起きる」というわけではありません。ただ、狭い日本人社会で関わる人数が増えることにもメリット・デメリット両方あるという点は頭に入れておくと良いと思います。
駐在中のアパートの探し方
それでは、実際にアパートを選ぶ際のチェックポイントについて紹介します。
優先順位が高いと思われる順番に上から並べていますが、どれを優先するかはそれぞれの家庭次第。家族構成や会社の条件によっても変わるので、ひとつの参考情報としてとらえていただければ幸いです!
- 家賃
- 立地
- 日本食スーパーへの近さ
- ショッピングモールへの近さ(直結か)
- 通勤しやすさ
- スクールバスが停まるか
- モスクに面していないか
- 築年数(新築でないか)
- 階層(高すぎす低すぎず)
- 設備
- 子供向け設備
- 内装の好み
- 家具家電の追加・変更が可能か
- 日本人の多さ
1.アパートの家賃
アパートや間取りによって家賃も様々。会社で定められた予算の範囲内で、まず候補が絞られます。
2.アパートの立地
- 通勤・通学のしやすさ(スクールバスが停まるか)
- 日本食スーパーへの近さ
- ショッピングモールへの近さ(直結か)
- モスクに面していないか
学校や幼稚園のスクールバスが停まるかどうかは、毎日の生活では大事なポイント。通う先が決まっている場合は、先に問い合わせておくと安心です。
日本人学校・日本人学校幼稚部であれば、ウェブサイトでスクールバスが停まるアパートを公開しています。
アパートリストに載っていないアパートでも停車可能な場合もあるので、直接問い合わせてみるのをおすすめします。
上でも述べたとおり、ジャカルタは完全に車社会。常に渋滞気味なので、移動には時間がかかります。
スーパーなど日常的に利用するお店はアパートから近ければ近いほどラク。アパート内に入っていれば、渋滞を気にせずいつでも行けてさらに便利です!
▼ ジャカルタに到着したらまず行くお店はこちらで紹介しています。
【ジャカルタ駐在】最初の買い物で行くべきスーパー・日用品店をまとめて紹介
アパートの中にはショッピングモール直結の物件もあります。物件の数はさほど多くないですが、好きなタイミングでいつでも行き来できるため人気です。
最近は家族用の車が支給されないケースも多く聞きますが、ショッピングモールに直結していれば車がなくてもすぐに買い物に行けます。特に小さい子供のいる家庭は移動もしづらいため、暮らしやすさが段違い!
また、「モスクに面していないか」は、日本では縁のないチェックポイント。
イスラム教国家インドネシアでは、毎日お祈りの時間になると「アザーン」という礼拝の時間を知らせる呼びかけ音が大音量で流れます。
お祈りの時間は1日に5回。一番早いのは日の出前なので、慣れるまでは早朝のアザーンで目覚めることになるでしょう。
もしアパートの窓がモスクに面していた場合、このアザーンが耐え難いほど大音量である場合も。同じアパート内でも方角は部屋によって違うので、必ず確認しておきましょう。
実際にアザーンの流れる時間帯に内見できればベスト!
3.アパートの築年数
- 新築でないか
日本では新築の物件が人気ですが、ジャカルタ初心者は新築を避けたほうが無難。なぜなら新築だと部屋のトラブルが頻発するから……!
100%整えてから入居者を集める日本と違って、ジャカルタのアパートは人が住んでからがスタート。最初に入居した人がその部屋の水回りや空調、虫などのトラブルに対処することになります。
また、築浅だと管理体制が整っておらず、アパート側の対応に不満を感じる可能性も……
実際に修理などしてくれるのはアパートの作業員(インドネシア語でテクニシ)ですが、このテクニシ対応もジャカルタ生活で大変なことのひとつ。
- 事前に約束した訪問時間に来ない
- 作業が一度で終わらない
- 修理した翌日にまた不具合
などは日常茶飯事。南国インドネシアの文化だと割り切って、慣れるしかありません。
なるべくストレスを減らすためにも、少なくとも数年、誰かが住んだことのある物件がおすすめです(それでもアクシデントはあります)。日本人が住んだあとならさらに良いですね。
4.アパートの階層
- 高すぎず、低すぎない階層か
アパートの何階に住むか。これも暮らしを大きく左右するポイントです。
ジャカルタでは高層アパートに住むことになりますが、あまり高層に住みすぎると不便な点も。高層階は眺望は良いのですが、以下のデメリットがあることもお忘れなく!
- エレベーターがなかなか来ない
- 忘れ物をしたときに取りに行くのが大変
- デリバリーを取りに行くのが大変(届いたらレセプションまで取りに行くアパートが多い)
- いざというとき外に出づらい(地震・火事など)
- 大きな道路に面しているなど、立地によっては高層階のほうが騒音は大きく響く
かといって、低層階も虫が多いため、10階台が無難という声をよく聞きます。
アパートの立地を優先する場合、階層を選ぶのは難しいかもしれませんが、選択肢の一つとして紹介しました。
我が家はわりと高層階なのですが、まさに上に書いたとおりのデメリットを感じています。
以前ジャカルタで地震があったとき、具体的な被害こそありませんでしたが、部屋が長い時間揺れて本当に怖い思いをしました。建物の強度もわからない上に、もし子連れで階段を降りて避難するとしても限度があります。
引っ越す機会があるなら、次は10階台がいいなと感じています。
5.アパートの設備
ジャカルタのアパートは家具付き。生活に必要な最低限は揃っていますが、以下の点もチェックすると良いです。
- アパート内の子供向け設備がどの程度整っているか(プレイグラウンド・プールなど)
- 内装が好みかどうか
- 家具・家電の変更や追加が可能かどうか
ジャカルタには子供が幼稚園・学校から帰ってきた後に気軽に集まれるような公園がありません。
子供向けの設備といっても年齢によって遊び方は違いますよね。
こちらは一例ですが、
- 乳幼児:キッズルーム、プレイグラウンド
- 小学生:思いっきり走り回れる広い敷地
など、必要とするものが違ってくるかと思います。
お子さんの個性に合わせて選んだり、入居している子供の年齢層を確認したりしておくのがおすすめ!
3番目の家具・家電の変更や追加については後ほど解説します。
6.アパートに住む日本人の多さ
- 日本人の住んでいる割合
日本人が多く住んでいるということは、それだけ日本人が住みやすく作られているということ。メリット・デメリットは上に書いたとおりです。
ご自身やご家族が心地よく住める環境を選べると良いですね。
アパート内見のときの注意点
大前提:同じアパートでも内装は違う
ジャカルタでは、同じアパート内でも部屋ごとに内装が違う、というのもよくある話。部屋ごとにオーナーが異なるためです。
ジャカルタではオーナーが物件を1部屋単位で所有して、それぞれを個別に貸し出しているケースが多く見られます。
置いてある家具や家電もオーナー次第。ひとつのアパートでも部屋の候補が複数ある場合は、それぞれ内見することをおすすめします。
アパート内見時のチェックポイント
上記の大前提を踏まえた上で、内見のときにチェックしたいポイントはこちら。
- 家具家電のラインナップ
- 間取り・バスルームの数
- 虫がいないかどうか
- 水回り(カビ・水圧)
- 換気扇の動作
暮らしやすい間取りであることはもちろん大事。
とはいえジャカルタの富裕層にとって料理はメイドさんの仕事。そのため、キッチンは部屋の豪華さのわりに狭く使いづらいことも多いです。
ジャカルタのアパートに住む以上は妥協せざるをえないポイントですが、もし使いやすいキッチンならラッキーです!
また、バスルーム(トイレ含む)の数は多いほうが便利。
ジャカルタでは居住者用のバスルームとゲスト用のバスルームが分けて作られていることが多いです。メイドさん専用の部屋やトイレがあることも(居住者の使用には不向き)。
一方で、メイドさんを雇う予定がない場合は、バスルームが多いと掃除の手間ばかり増えてしまうため、デメリットといえるかもしれません。
アリやゴキブリなどの虫関係は、ジャカルタで生活する以上、無縁ではいられない部分。それでも頻繁に虫が出現する部屋もあれば、ほぼ遭遇しないで済む部屋もあります!
内見の際に担当者に聞いてみるほか、部屋や戸棚の隅に虫の死骸・通り道がないかしっかりチェックしましょう!
キッチン、トイレ、シャワールームなど水漏れがないかまず確認。
実際に水を出して流して確認してみてください。水漏れがあれば修繕してもらうことになりますが、一度の修繕で終わるとは限らないのがジャカルタのアパートです……
それに関連して、水回りに近い戸棚やクローゼットがあれば、カビが発生していないか見ておくことも重要です。
入居してからでは改善が難しい部分なので、該当箇所があれば住むのはおすすめできません。
また、部屋によってはシャワーのお湯の出が悪かったり水圧が極端に低かったりすることもあります。
どの程度ストレスに感じるかは人それぞれですが、毎日使うものなのでチェックしておくほうが良いと思います。
さらに、排水口のにおいが上がってきて悪臭が発生していることもあります。
こちらは住んで水を流すようになると改善する場合もありますが、私が過去に住んだ部屋は、普段使わないほうのバスルーム(物置として使用)が常に臭っている状態だったため、そこに入るのが苦痛でした……
部屋の換気扇(浴室・トイレ・キッチン)がうまく動いていないことも多々。ちゃんと動作しているかどうか、確認をおすすめします。
アパートの契約前に交渉したいポイント
大前提:ジャカルタのアパート契約は事前の交渉が超大事!
こちらも日本の賃貸契約には無い部分。
ジャカルタでアパートを契約するときには、家賃に含まれる費用や部屋の設備について、入居前にいかに交渉するかがその後の住みやすさを左右します。
日本人の一般的な感覚からするとかなり強気に感じると思いますが、ジャカルタでは言ったもの勝ち。ダメ元でどんどんリクエストしてみましょう!
次の項目から具体的な交渉内容を紹介します。
アパートの家賃にどこまで含まれるか
- 水道光熱費
- インターネット
- その他有料サービス(ケーブルテレビ、ジム代)
家賃は会社負担、それ以外の部分は自己負担、としている会社が多いと思います。そのため、会社規定の金額の範囲内にはなりますが、どこまで家賃に含めてもらえるかが家計に直接影響します。
インドネシアの電気代は日本の相場よりかなり高いので、真っ先に交渉したい部分です。
また、モール直結のアパートでは、モール内にあるスポーツジムの費用を設備の一貫として家賃に含めるよう交渉するという手も!
特にロックスタージムは、未就園児のいる家庭では平日の日中よくお世話になる施設。ジャカルタのモールによく入っている幼児〜小学生向けスポーツジムです。
モール直結のアパートに住むなら、ぜひ交渉してみましょう!
ケーブルテレビ代を家賃に含めてもらえれば、自己負担なしで日本のTVをジャカルタから視聴することができます。
もし交渉に失敗したとしても、ご心配なく! 最近はAmazonプライムビデオやHuluなど動画視聴サービスが一般的になっているため、ケーブルテレビなしでもさほど困ることはありません。
実際、我が家はケーブルテレビの契約はしておらず、有料VPNを契約して日本の動画・TVを視聴しています。安価でセキュリティ対策もできるのでおすすめ!
▼ おすすめのVPNについてはこちらで詳しく解説しています
【2023年12月】インドネシアのおすすめVPN3選|月額440円で日本のテレビ・動画が見られる!
部屋の家具・家電の変更(交換・追加・撤去)
上の「大前提:同じアパートでも内装は違う」でも述べたとおり、オーナーによって部屋の設備は様々。
以下の家電はすでにある場合も多いですが、もし部屋に備え付けられていない場合、必要に応じてリクエストしてみましょう。
内見時にすでに置いてある場合も、部屋の設備として使用してよいのか確認しておくことが重要です。
- 食器、カトラリー、鍋類、まな板、おたまなど
- 冷蔵庫(メインの冷蔵庫が小さい場合、追加できるか)
- ウォーターサーバー(交換)
- 浄水器
- 洗濯機(衛生状態が気になるなら交換をリクエスト)
- 衣類乾燥機(大気汚染で外干ししづらいので、あると便利)
- キッチン家電(電子レンジ、炊飯器、トースター、ミキサー、ホームベーカリーなど必要に応じて)
- 食洗機(最近は水栓工事不要の据え置きタイプが出ている)
- 空気清浄機(ジャカルタは大気汚染が深刻なのであったほうが安心)
- 扇風機
- 洗濯物干し
- その他必要な家具家電
- ベッドの増減
ジャカルタでは、水道の水を直接飲むことができません。各家庭、ウォーターサーバーを設置してミネラルウォーターを飲用に使うのが一般的です。
ウォーターサーバーはたいていの部屋についていますが、清潔感が気になるのならば新品に交換してもらうようリクエストしてみましょう。
ウォーターサーバーは、ボトルを上に載せるタイプより下に置くタイプのほうがおすすめ。
▼ ボトルを上に載せるタイプ
▼ ボトルを下に置くタイプ
流通しているミネラルウォーターのボトルは19リットル入りとかなり重いので、持ち上げずに済むほうがラクです。
せっかく交換をお願いするならボトルを下に置くタイプをリクエストしましょう!
▼ ジャカルタで飲める軟水のミネラルウォーターはこちらで解説しています
【ジャカルタ水事情】水道水は飲用NG!軟水ミネラルウォータープリスティンの買い方を解説
とはいえ料理や歯磨きのたびにウォーターサーバーから水を汲んでくるのは大変なので、部屋に浄水器を設置する家庭も多いです。
部屋全体の水を綺麗にするセントラルタイプならお風呂の水まで浄化され、小さい子のいる家庭には特に安心なのですが、そのぶん費用もかさみます。入居前にオーナー側で設置してもらえないか、交渉してみましょう!
その他、気になる点があれば何でも言ってみましょう。たとえば以下のようなポイントです。
- 使わないベッドの撤去
- 子供の落下防止のためにベッドを追加
- 子供にとって危険な家具の撤去または交換
我が家の場合、備え付けのガラス製のローテーブルをそのまま使っていたところ、息子がぶつかって縫合手術が必要なほどの怪我をしたことがあります。
あらかじめ撤去しておかなかったことを深く後悔しました……
アパートに置いてある家具は高級感のあるものが多く、ガラス製や角が尖っている家具も多いです。
撤去しないとしても、日本にあるような保護用のクッションをつけても大丈夫か、より安全なものに変更できないか、遠慮せず入居前に確認しておくことをおすすめします!
ハウスクリーニング
- 部屋全体のクリーニング
- ペストコントロール(部屋全体の害虫駆除、消毒のこと)
- 布系クリーニング(カーテン、ソファ、ラグ、枕、ベッドマットレス)
これらはリクエストせずともやってもらえる場合が多いですが、念のため具体的にリクエストしておくとよいでしょう。
日本人の感覚からすると、あれもこれも言ってうるさいのでは?と心配になりますが、大丈夫です!!
むしろ先に言っておかないと、入居前なら通る内容でも入居したあとは通らない、なんてことも。安心して堂々とリクエストしてください!
住んでみて合わなかったら引っ越しもあり
最後の手段として、住んでみて合わないと感じたら引っ越すという手もあります。ジャカルタのアパートは1年契約なので、最初の1年だけ住んで別のアパートに引っ越す例も何ら珍しくありません。
家族の渡航前にアパートを決めざるを得なかった場合などは特に、
- 住んでみたらイメージと違った
- 実際に住んでみて必要な部分がわかった
ということもあると思います。
どの部屋も家具がついているので、移動させる家財道具も少なく、日本国内の引っ越しより負担は軽いです。
すべての条件を満たす完璧な部屋というのはありませんが、ストレスを抱えながら住み続けるより、いっそ引っ越してしまうのも大いにありだと思います!
まとめ:快適なジャカルタ駐在生活はアパートが重要!
アパート探し、日本とは勝手の違う部分も多く、なかなかエネルギーを使う部分です。しかし、ここをクリアすればジャカルタでの毎日をストレスフリーに楽しく過ごすことができます!
駐妻にとっては、ジャカルタ駐在生活、最初にして最大の仕事といっても過言ではありません。いろいろ不便のあるジャカルタではありますが、日本では住めないような素敵なアパートもいっぱい!
ご自身とご家族の条件に合う、快適なアパートに出会えますように!
▼ ジャカルタ初日の買い出しで行きたいお店一覧
【ジャカルタ駐在】最初の買い物で行くべきスーパー・日用品店をまとめて紹介▼ ジャカルタ唯一の軟水ミネラルウォーターはこちら
【ジャカルタ水事情】水道水は飲用NG!軟水ミネラルウォータープリスティンの買い方を解説記事の誤字脱字・情報の誤りなどお気づきの点がありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。ご質問・ご感想もどうぞ!