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インドネシアでは、日本の電化製品はそのまま使える? 変換プラグが必要?
海外の電圧は日本とは異なるため、電化製品の使用には注意が必要です。日本の電化製品をそのまま使って大丈夫なのか、故障はしないのか、といった疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。
この記事では、ジャカルタ駐在帯同2度目の筆者が、インドネシアでの生活を始める前に知っておきたい電圧と変換プラグの基本をわかりやすく解説します。
筆者自身も渡航前は同じような疑問を抱えていましたが、正しい知識を得たおかげで、日本の電化製品を不安なく持ち込めました。
この記事を読めば準備は万全! 使い慣れた日本の便利な家電を、インドネシアでもどんどん使いましょう。
迷ったらこの2種類を2セットずつ買っていこう!
もっと必要になったら現地で調達すれば大丈夫だよ!
インドネシアの電圧は220V
インドネシアでの生活を始める際、日本との大きな違いのひとつが電圧です。日本製の電化製品をインドネシアでそのまま使うと電圧の違いによって故障するリスクがあるため、変圧器が必要になります。
日本 | インドネシア | |
---|---|---|
電圧 | 100V | 220V |
周波数 | 50Hz または 60Hz | 50Hz |
変圧器が必要か不要かは、電化製品の入力電圧によって異なります。製品の取扱説明書や本体の「入力電圧(imput)」の記載を確認しましょう。
ただし、現代の電化製品は幅広い電圧に対応するマルチボルテージ仕様となっているものも多く、その場合はインドネシアでも変圧器なしで使用できます。
変圧器が必要な電化製品、不要な電化製品をざっと分けると以下のとおり。
変圧器が必要 | 変圧器が不要 (マルチボルテージ仕様) | |
---|---|---|
入力電圧の 記載 | 100V (電圧の記載が1つだけ) | 100〜240V (電圧の記載に幅がある) |
主な電化製品 | いわゆる「家電」 高出力・熱を発する製品に多い | IT機器に多い |
電化製品の例 | ヘアドライヤー、 調理家電など | PC、スマホ、 モバイルバッテリーなど |
たとえば、こちらのシャープ製品の入力電圧は100V。インドネシアの220Vには対応していないため、使用時は変圧器が必要です。
こちらのLenovo製品の入力電圧は100〜240V。インドネシアの220Vは対応範囲内なので、変圧器不要でそのまま使えます。
変圧器の選び方やおすすめ機種については別記事で解説しています。
失敗しない変圧器の選び方|おすすめメーカー・機種も詳細解説!我が家が使っている変圧器はこちら
インドネシアではCタイプの変換プラグが必要
インドネシアで主に使用されるコンセントの形状は「Cタイプ」と呼ばれる2ピンの丸型。日本とは形状が異なるため、日本の電化製品を使うためには、一般的に変換プラグが必要です。
変換プラグは世界各国のコンセント形状に対応した様々な形があるため、必要なタイプをよく確認してから購入しましょう。
変換プラグには電圧を変換する機能はないため、電圧変換が必要な場合は変圧器と併用する必要があります。
「変換プラグ」と「変圧器」の違い
「変換プラグ」とか「変圧器」とか、なんだか混乱してきた……違いは何?
「変換プラグ」と「変圧器」の機能や役割の違いについて、ここで一旦整理しておきましょう。
変換プラグ | 変圧器 | |
---|---|---|
目的は? | コンセントプラグの形状 を変える | 電化製品の電圧 を変える |
必要? | 基本的に必要 | 不要な場合がある |
使わないと どうなる? | コンセントに差せない | 電化製品が故障する |
変換プラグとは、異なる国のコンセント形状に合わせるためのアダプター。日本で作られた電化製品をインドネシアのコンセントに差せるようにするためのものです。
ただし、変換プラグは形を合わせるだけで、電圧を変換する機能はありません。
一方、変圧器とは、電圧を変換するための機器。異なる電圧の地域で電化製品を安全に使用するために必要です。
変圧器の役割は、音楽のボリューム調節に似ています。音楽のボリュームを上げたり下げたりするように、変圧器は電圧の「ボリューム」を調節して、電化製品が適切な電圧で動作するようにします。
「変換プラグ」と「変圧器」、インドネシアではどちらも必要! 渡航前に買っておこう!
別記事で、インドネシアで使える変圧器の選び方・おすすめ機種について解説しています。
失敗しない変圧器の選び方|おすすめメーカー・機種も詳細解説!インドネシア用の変換プラグの選び方
インドネシアでの生活をスムーズに始めるためには、渡航前に日本で適切な変換プラグを調達しておくことが大切! このセクションでは、変換プラグの選び方のポイントを解説します。
まずコンセントの形状を確認する
上の「インドネシアではCタイプの変換プラグが必要」でも紹介したように、インドネシアでは、2ピンの丸型が主流。「Cタイプ」の記載がある変換プラグを選びます。
100均でも買えますが、日常的に使うことを考えると変圧器メーカーの出している変換プラグが安心です。
国産変圧器メーカーのカシムラ製で安心!
ただし、一部のホテルや新しい施設では、複数の形状に対応するユニバーサルタイプのコンセントが設置されていることも。この場合、日本の電化製品が変換プラグなしで使用できます。
住むアパートメントが決まっている場合は、先にコンセントの形状を確認しておこう!
大型変圧器には耐圧電流の大きな変換プラグを!
キッチン家電など消費電力の大きな電化製品に使用するときには大型の変圧器が必要。出力容量2000〜3000Wの変圧器が候補に上がるかと思います。
もし出力容量3000Wの変圧器を使用する場合は、最大耐圧電流(15A/250V)以上の変換プラグを使用してください。
国産変圧器の代表格カシムラのウェブサイトには、出力容量3000Wの変圧器の使用時の注意事項として以下の記載があります。
この製品を使う際は最大耐圧電流(15A/250V)以上の変換プラグをご利用ください。
引用:カシムラ
日常的に大きな電流が流れる製品なので、必ず条件に合うプラグを使いましょう!
2000Wの変圧器にはこの記載はなかったので、耐圧電流のもっと低い変換プラグでも大丈夫!
差込口の多い変換プラグもあれば便利
複数の電化製品を同時に使用する場合、差込口が2つ以上ある変換プラグが便利。これにより、1つのコンセントから複数の電化製品を同時に使用できます。
Amazonベストセラー! スマホの充電にも便利
ただし、変圧器とマルチタップの併用は危険なので、変圧器には差込口がひとつのものを利用してください。
使いやすさを考慮してプラグ形状を選ぶ
PCアダプターなど、駐在先の住居で頻繁に抜き差しする場合には、コンパクトな形状の変換プラグが便利。旅行先にも持ち運びやすいです。
出先でも使いやすいサイズ
一方、コンセント差しっぱなしになる電化製品(空気清浄機など)であれば、大きめでがっしりした形状がおすすめ。グラグラせず安定感があり、耐久性もより高いです。
電化製品を使用する場所や用途に合わせて選ぼう!
インドネシア国内での変換プラグ入手方法
インドネシア国内では、主要なショッピングモールに出店しているACE(ホームセンターのようなお店)で変換プラグを簡単に入手できます。
オンラインECストアのTokopediaでも、多様なタイプの変換プラグが豊富に取り揃えられています。
我が家もインドネシアで購入した変換プラグを部屋のいたるところで使っています。1年以上差しっぱなしですが、特に不調もなく使えています!
インドネシアで日本製電化製品を使うときの注意点
このセクションでは、インドネシアで日本製の電化製品を安全に使用するための重要なポイントを具体的に解説します。
初めて海外で電化製品を使うあなたも、ここを読めば安心安全!
変換プラグの接触を確認する
変換プラグをコンセントに差し込む際は、しっかりと接触しているかを確認してください。
ゆるい接触は火災の原因となり得ます。プラグがしっかりと固定されていることを確認し、必要に応じて再度差し込んでください。
電圧変換の必要性を再確認する
変換プラグを使用する前に、電化製品の取扱説明書や本体に記載されている「入力電圧」を再度確認してください。誤った電圧で使用すると製品が故障するリスクがあります。
特に、インドネシアの220Vに対応していない日本製の製品を使用する際は注意が必要です。
こうして記事を書いている私も、過去に変圧器を通さずに電化製品を使用して、故障させてしまった経験があります。
ある日、コードレスクリーナーの充電器を、変換プラグだけ付けた状態でコンセントに差し込んだところ、突然「バチン!」といやな音が……当然ながらその瞬間、充電器は故障していました。
普段あまり使わない製品だったため生活に大きな支障はありませんでしたが、普段使わないからこそ発生してしまったうっかりミス。変圧器の重要性を再認識した出来事でした。
水や湿気から遠ざける
変換プラグや電化製品は、水や湿気から遠ざけて使用してください。
インドネシアでは、高級アパートメントでも天井やエアコンからの水漏れが起こることがあります。近くで変換プラグや電化製品を使っている場合は、充分に注意しましょう。
旅行で変換プラグを忘れたらホテルに聞いてみる
旅行中に変換プラグを忘れてしまった場合は、ホテルのフロントに相談するのが一番の解決策。
多くのホテルでは、国際的な旅行者を迎えるために、様々なタイプの変換プラグを用意しています。
フロントで貸し出しを行っている場合もあれば、近くの店で購入できる場所を教えてくれることも。まずは相談してみましょう。
私がインドネシアに最初に入国したとき、コロナ禍で10日間ホテル隔離が必要だったのですが、変換プラグを手荷物に入れるのを忘れてしまいました。その時の冷や汗は今でも忘れられません。
しかし、ホテルのフロントに相談して変換プラグを2つ貸してもらえたおかげで、無事に10日間を快適に過ごすことができました。
よくある質問
インドネシアでの家電の使用や電圧、変換プラグについて、よくある質問をまとめました!
- インドネシアで日本の電化製品は使える?
- 使えるが、変換プラグや変圧器が必要。
インドネシアで日本の電気製品を使用するには、変換プラグや変圧器が必要です。インドネシアの電圧は220Vで、日本の100Vと異なるため、適切な機器を使用しないと製品が故障する可能性があります。
- 変換プラグと変圧器の違いは何?
- 役割が違います。
変換プラグはコンセントの形状を変えるアダプターで、電圧を変換する機能はありません。一方、変圧器は電圧を変換するための機器で、異なる電圧の地域で電気製品を使用する際に必要です。
詳しくは「『変換プラグ』と『変圧器』の違い」の項目を参照してください。
- インドネシアで日本の電化製品を使うとき最も注意すべき点は?
- 何よりも、変圧器を通すのを忘れないこと!
インドネシアで最も注意すべき点は、電圧の違いによる製品の故障リスク。頭では分かっていたのに、ついうっかり変圧器を通さずにプラグを差してしまった!というアクシデントは海外あるあるです……
適切な変圧器や変換プラグを使い、安全に使用しましょう!
- 変圧器の選び方や使用方法についてもっと知りたい!
- 詳しくは別記事で!
以下の記事で、変圧器の詳しい説明や選び方について詳しく解説しています。我が家が使っているおすすめの機種も紹介しているのでぜひご覧くださいね。
失敗しない変圧器の選び方|おすすめメーカー・機種も詳細解説!
【変圧器の使い方解説】実際に使っている機種のレビューも紹介!
まとめ:安心して日本の電化製品をインドネシアで使うために
この記事では、インドネシアでの生活を快適に過ごすために必要な電圧と変換プラグの基礎知識をわかりやすく解説しました。
インドネシアの電圧は日本と異なるため、日本製の電化製品をそのまま使うと故障するリスクがあります。しかし、正しく知ればリスクも回避可能! 安心して使い慣れた家電を活用できます。
- インドネシアの電圧は220V:日本の電圧(100V)とは異なります。変圧器を使用しましょう。
- 変換プラグと変圧器の違い:変換プラグは形状を合わせるもの、変圧器は電圧を調整するもの
- 注意点:変換プラグは接触を要確認。水や湿気から遠ざける。使用前に電圧の再確認を!
この知識を活用することで、インドネシアでの生活がより快適になり、使い慣れた日本の家電を安心して使用できるようになります。準備万端で、新しい環境での生活を存分に楽しんでください!
おすすめ変換プラグはこちら
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