
帯同中に選挙があったらどうやって投票するんだろう?
インドネシアに住んでいても日本人は日本人。
私の帯同期間には少なくとも1回、国政選挙が予定されています。が、恥ずかしながら今まで海外滞在中に投票したことがなく、どうしたらいいのかわかりません。
今回の帯同ではちゃんと国政に参加したいと思い、海外から投票する方法を調べてみました。
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「在外選挙制度」とは?
そもそも在外選挙制度はどういう制度かというと…
海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」といいます。在外投票ができるのは、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人です。
外務省: 在外選挙とは
お役所特有の文章で目が滑って内容が入ってきませんが笑、要は日本に住民票がなくても日本国民として政治に参加できる制度ということですね。
インドネシアからでも清き一票を投じることができます!
対象となる選挙
- 衆議院議員選挙
- 参議院議員選挙
この記事の更新時には、2021年10月31日に衆議院議員総選挙、2022年には7月28日の任期満了に伴う参議院議員選挙が予定されています。
順調にいけば、私は2022年参院選はインドネシアからの投票になりそうです。
「在外選挙人名簿」に登録するには?
海外からの投票するにはまず「在外選挙人名簿」への登録が必要です。登録方法は以下の2つ。
1.【出国前】転出届と一緒に市町村の窓口で申請する
2.【出国後】大使館などで申請する
それでは、詳しい申請方法を見てみましょう!
1.【出国前】転出届と一緒に市町村の窓口で申請する

申請期間
転出届提出日から転出予定日当日までの間
申請場所
市町村の選挙管理委員会(役所の建物内にあることが多い)
必要書類
- 在外選挙人名簿登録移転申請書
- 本人確認書類(パスポート、マイナンバーカード、運転免許証など)
- 申請書に海外での住所を記入する欄があるため、住所が決まっている場合はメモを持参しましょう。
- 申請者から委任を受けて別の人が申請をする場合は、申請に来ている人の本人確認書類と「申出書」が別途必要になります。
- 国外に住所があることが登録の要件になるため、出国後は早めに在留届を提出しましょう!

転出届は転出予定日の約2週間前から提出できるんだって。忘れないように早めに役所に行こうっと!
2.【出国後】大使館などで申請する

申請期間
到着してすぐに申請することができます
申請場所
日本大使館・総領事館
必要書類
- パスポート
- 在外選挙人名簿登録申請書
- 外務省ウェブサイト 在外選挙関連申請書一覧 からダウンロード可能
- 3ヵ月以上住所を有することを証明する書類(住宅賃貸借証明書、居住証明書、住民登録書、住所記載の電気・ガスの領収書など)
- 3ヵ月以上前に在留届を提出している場合は不要
- 到着したばかりの場合や在留届を提出して3ヶ月未満の場合は、後日郵便、電話などにより住所確認があります。
まとめ:新規帯同者は転出届と一緒に申請しよう
渡航後、現地の大使館にわざわざ出向くのはひと苦労です。
特にジャカルタは渋滞がひどいので、コロナに関係なく不要な外出は避けたいところ…
渡航前に申請を済ませておくのがおすすめです。
渡航の直前は慌ただしいですが、転出届を出すついでに手続きができるのは嬉しいですね。

私の住んでいる地域では自治体のウェブサイトから申請書がダウンロードできたので、自宅で記入して持っていこうと思います!
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