当サイトでは、記事内に広告を掲載している場合があります。消費者庁が問題としている「誇大な宣伝や表現」とならないよう配慮し、コンテンツを制作しておりますのでご安心ください。
問題のある表現が見つかりましたら、お問い合わせよりご一報いただけますと幸いです。
コロナが終息しきっていない状況で渡航するのは不安。他の人はどうやって渡航を決めてるんだろう?
駐在帯同のタイミングはほぼ、自分では決められません。
駐在 = 企業の人事異動という性質上、渡航のタイミングも会社の規定や子供の進学など外部要因で決まり、家族は慌ただしく準備するというのが常です。
ましてや2021年の現在はコロナ禍継続中。
ルール上は行けるようになったけど本当に行っても大丈夫? という思いが拭えないまま準備を始める方もいるでしょう。
状況は刻々と変わり、今がベスト! という明確な正解が存在しない。だからこそ悩んでしまいますよね。
この記事では、私自身が悩みつつもコロナ禍でもジャカルタに生活基盤を移すと決めた理由について3つ書いていきます。
ジャカルタ駐在妻が渡航後最初に悩んだこと&解決のためのおすすめ本3選
【駐在妻の悩み】誰もが一度は通る道。異文化適応の4ステップとは?
コロナ禍でもジャカルタ駐在帯同を決めた理由
我が家の場合は、2021年9月に帯同ビザの申請受付が再開したことが直接のきっかけです。
その時点のジャカルタのコロナの状況がかなり希望の持てるものだったため、渡航の準備を始めました。
ただ、即座に「渡航するぞー!」と 決断できたわけではありません。
ぐるぐると考えた結果、行くことにした理由は以下の3つです。
- ワンオペ育児に限界を感じた
- 対面保育再開の流れがあった
- だめだったら日本に帰ろうと開き直った
順番に書いていきますね。
理由① ワンオペ育児に限界を感じた
一番大きな要員はこれでした。
ワンオペしんどい。
- 子供:幼稚園児ひとり
- 実家:飛行機の距離(義実家も同様)
- 仕事:業務量に波があるがフルタイム未満
- 夫が2021年始めに渡航し、ワンオペ期間は約10ヶ月ほど。
コロナ禍に巻き込まれた帯同(予定)家族としては短い方かもしれません。
とはいえ、コロナを気にしつつの日常生活+ワンオペ育児で、音を上げるには充分すぎる期間でした…
休日の公園で。
平日の送り迎えで。
よその父親と子供の姿を見るたび胸がちくっと痛む日々。
私自身が辛いだけならまだしも、息子にも影響は及びます。
夫がいれば怒らなくて済むような場面で、私自身の余裕の無さから怒ってしまったり、息子の遊びに付き合えなかったり、息子には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
夫と息子は、ふたりとも電車好き。
プラレールで遊んだり電車について熱く語る息子を見て、夫がいればこの熱量に応えてあげられるのにな……と思ったことは一度や二度ではありません。
公園での遊びも父親がいるほうが充実しますよね。
インドア派30代女性の体力でできることといえばせいぜいお弁当を食べたり遊具で遊ぶのを見守ったりすることくらい。
無条件に「ワンオペ=子供が可哀想」とは思いません。
でも我が家の場合は、私のキャパシティ不足により、ワンオペのままでは息子に良い環境を用意できないと痛感しました。
我が家にはやはり父親の存在が必要! 一緒に住めることが最優先! というのが結論です。
理由② 対面保育再開の流れがあった
渡航の最低条件は「対面保育の再開」
ジャカルタの幼稚園は、2020年から長らくオンライン保育が続いていました。
- オンライン保育は、短時間で終わる上、保護者が横で見守る必要がある
- いくら家族一緒が良いと言っても、毎日べったり過ごすのは厳しい
- お友達と会えない、遊べない、横にいるのは疲れ果てた母親(私)、という状況は息子の成長に不安がある
- たとえワンオペでも日本の幼稚園で元気いっぱい走り回って、お友達と過ごせるほうが良い
以上のことを考えて、渡航の最低条件は対面保育の再開、と決めていました。
対面保育再開の可能性が出てきた
絶望的とも思えた2021年夏の感染状況が落ち着いた後、2021年9月頃に帯同ビザの申請受付が再開されました。
同時に対面保育が段階的に再開されるというニュースも耳にします。
これも我が家の渡航の決断を後押ししました。
息子が通う予定の幼稚園からも、対面保育のスタートにむけて準備中との回答。
ビザの申請も再開され、幼稚園の対面保育も可能になるなら、行くしかない!!となったわけです。
理由③ だめだったら日本に帰ろうと開き直った
最後は前向きな理由ではなく、逃げ道としての理由です。
腹をくくって渡航はするけれども、自分が耐えられない環境になったら潔く日本に帰ろうと決めました。
自分勝手な理由ですが、今の私にとっていちばん優先順位が高いのは、私自身が安心できる子育て環境だからです。
渡航をためらう気持ちの正体は?
「ビザが申請できるようになったよ、渡航できるよ、やっと一緒に暮らせるよ」と夫から聞いても、最初は手放しで喜べませんでした。
「自分はインドネシアに行きたくないんだろうか? あんなに駐在帯同したかったはずなのに喜べないなんて」
と自分の気持ちにも戸惑いました。
モヤモヤした心の内を探ってみると……
- いざ帯同生活が始まってから、コロナが再度感染拡大したらどうしよう
- 曲がりなりにもうまく回っている今の環境を捨ててまで、ジャカルタに行って大丈夫なのか
- 週5日オンライン保育に逆戻りしたらどうしよう
- 子供とステイホームになったら乗り越えられる気がしない
待ちに待った渡航のチャンスを喜べないのは、漠然とした不安からでした。
後戻りできない状況に進むことが怖かったんです。
帰国を選択肢に入れて渡航に臨む
モヤモヤの正体さえわかれば、後は解決策を見つけるだけ。
解決策は「もし耐えられない状況になったら帰国する」でした。
- 持ち家がないので、お金は余計にかかるかもしれない。
- 子供は環境が変わって困るかもしれない。
- でも、私がダウンしてしまうよりはずっといい
そう気持ちを切り替えました。
幸い今は家具や家電のレンタルサービスが充実しています。
「どうしようもなくなったら帰国しよう」と決めてからは、処分する予定だった家具も日本で保管しておくことに変更しました。
【家財編】ジャカルタ駐在帯同で、日本から持っていくもの、置いていくもの敷金礼金のない家だって探せばあるし、最終手段としては、期限を決めて実家に帰ることもできます。
- 渡航したら夫の帰任まで一緒に住む
- 家族は一緒に暮らせるほうがいい
という思い込みを取っ払ったら、逆に安心して渡航の覚悟を固めることができました。
家族との暮らしも元気があってこそ!
家族の暮らしも、ジャカルタでの生活も、楽しめるのは私の心身の健康あってこそ。
自分が元気だからこそ、夫にも息子にも愛情が注げる! と思っています。
行く前から逃げることを考えているのは、何だか煮えきらなくて格好悪い気もしますが、これも一つの腹の括り方!
先の見えない今の状況では、逃げ道を用意しておくことで先に進めることもある、と感じています。
まとめ
駐在帯同への思いも状況も人それぞれ。
行こうと思えるタイミング、実際に行動に移せるタイミングもそれぞれに違うことでしょう。
我が家のようにビザの申請受付開始と同時に準備を進める家庭もあれば、お子さんの進学のために日本に残ることを決意される家庭、進学のために渡航のタイミングを調整される家庭もあります。
正解のない話題ではありますが、それぞれ納得の行く決断ができるようにと祈っています。
私のぐるぐるモヤモヤと考えた記録がご参考になれば嬉しいです!!
▼ 行く!!と決めたらまず取りかかることはこちら
【渡航準備】ジャカルタ駐在帯同が決まったらすぐに準備を始めたいこと3選▼ 駐在が決まった頃にやるべきこと一覧
【駐在決定〜3ヶ月前】子連れジャカルタ駐在準備やることリスト:まだまだ編記事の誤字脱字・情報の誤りなどお気づきの点がありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。ご質問・ご感想もどうぞ!