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ジャカルタに来て数ヶ月、でもまだこの街のことをよく知らないな…
海外生活は新たな環境に慣れることから始まります。私たち日本人にとって、自分と家族の生活を整えつつ、居住国の歴史や文化に触れるのは一筋縄ではいかないものです。
筆者はジャカルタ駐在帯同2度目。とはいえインドネシアについて知識が多いわけではなく、もっとこの国のことを深く知りたい!と思っていた折、SenyuMuseum主催のウォーキングツアーに出会いました。
ただ楽しいだけでなく、参加することでジャカルタの新たな一面を発見できるツアーだったので、ぜひ多くの方に知ってもらいたいと思っていたところ、案内をいただいて取材してきました!
この記事では、SenyuMuseumの活動内容、ウォーキングツアーの詳細や参加方法、参加者の感想などを紹介します。
ジャカルタの街や歴史、アートについてもっと深く知りたい方必見! 普段のおでかけもさらに楽しくなりますよ。
SenyuMuseumのウォーキングツアーは日本語ガイド付き! 街を散策しながら楽しくジャカルタのことを学べます。
SenyuMuseum(セニュミュージアム)とは?
SenyuMuseumは、ジャカルタでアート、歴史、文化イベントをプロデュース・運営しているスタートアップ企業。
日本在住経験もあるエドガー・ウィタクラマ・ホンゴ(Edgar Witakrama Honggo)さんによって主宰され、ジャカルタの歴史的建造物を探訪するウォーキングツアーを始めとする様々なイベントを企画しています。(+62での特集記事はこちら)
「SenyuMuseum」という名前はインドネシア語の「笑顔(senyum)」と「ミュージアム(museum)」をかけ合わせた言葉。「旅やイベントを通してインドネシアの伝統・文化をクリエイティブに変革したい」という想いが込められているとのことです。
定期的に開催されるウォーキングツアーは「安心・安全にDeepな街を楽しむ」がコンセプト。ジャカルタ出身のエドガーさんならではの豊富な知識と、日本語でのわかりやすい解説が好評です。
2024年1月の「コタ・トゥア地区ウォーキングツアー」では、ジャカルタ旧市街のコタ・トゥア地区のToko Merahを起点に、歴史的建造物や博物館、バザーを巡るウォーキングツアーが開催されました。
2024年4月には屋外展覧会「アート・ジャカルタ・ガーデン」での特別イベントを開催。ランチやカクテルレセプションが用意され、各作品の解説を聞けるアートツアーが企画されました。
インスタグラムでは最新のイベント情報やインドネシアのアート情報を配信しています。
>> SenyuMuseum ArTravelのインスタグラムはこちら
SenyuMuseumのウォーキングツアーに参加してみた
私がSenyuMuseumを知ったのもジャカルタのウォーキングツアーがきっかけ。
今回は改めて当サイトの取材として、2024年5月に開催されたウォーキングツアーに参加してきました。詳しくレポをお届けします!
メンテン地区ウォーキングツアー
- 日時: 2024年 5月 14日(火) 9〜12時
- 場所: ジャカルタ メンテン地区
ジャカルタのメンテン地区は、オランダ植民地時代から発展してきた高級住宅エリア。
豊かな緑に囲まれた静かな通りが特徴で、オランダ統治時代の建築を利用したレストランなどが点在しています。
ジャカルタの中心からすぐの場所に位置し、日本大使館も近くにあります。インドネシア初の近代的住宅地としても知られ、オバマ元米大統領の幼少期の住まいとしても有名です。
SenyuMuseumウォーキングツアー当日の流れ
ウォーキングツアー当日は、曇り空で暑すぎないお散歩日和でした。ツアー中の様子をレポします!
集合場所であるテレジア教会前に到着(地図)。エドガーさんが日本語で温かく迎えてくれ、簡単なオリエンテーションを行いました。
ガイドブックを受け取って、いざ出発!
大通りから1本入ると急に閑静な住宅街に。「お屋敷」と呼びたくなるほどの大きな邸宅が並んでいます。
住宅街を通り抜けながら、歴史ある教会、公園、建物を順に巡ります。各ポイントでエドガーさんが歴史や文化について詳しく説明してくれます。
ガイドブックの表紙にもなっているスロパティ公園。園内にはASEAN各国の彫刻家の作品が設置してあります。木陰が大きくて過ごしやすく、休日には近隣住民の憩いの場となるそう。
参加者からの質問に対し、日本の地名になぞらえて回答する一コマも。
1945年にインドネシア独立宣言文が起草された建物(現在は博物館)。
(私もこのツアーに参加するまでそのような歴史ある場所だと知らず、車で通るときはただの綺麗な建物だとしか思っていませんでした…!)
通りを歩いているだけで各国大使館が次々に現れ、古くからの外交の中心地であることが伺えます。
メンテンには緑がいっぱい。小さな公園もところどころに点在しており、お散歩中に休憩もできます。
ガイドブックに載っていないプチ情報も教えてもらえます!
こちらのホテルはジャワの雰囲気が残っており、日本から遊びに来た友人を案内するのにもおすすめだそう。建物の中にも入って、美しい内装を堪能しました。
ガラス張りの建物が特徴的なメンテン公園。イベントもたびたび行われているんだとか。バスケットボール用のコートもあり、体を動かして楽しむ子どもたちの姿が見られました。
ウォーキングツアーのコースは1万歩前後を目安に設定されているとのこと。たくさん歩き回った後は、エドガーさんセレクトのレストランでランチタイムです。
この日のツアー料金はドリンク込み。参加者全員ビール希望で、昼間から乾杯しました!(笑)
食事中の話題は多岐にわたり、エドガーさんの日本での経験やインドネシア経済、各参加者の子育て事情まで! 初対面の参加者同士も大いに盛り上がりました。
ツアーは12時きっかりに終了。
最後にエドガーさんから挨拶と今後のツアーの案内があり、徒歩で帰宅する参加者への帰り道指南まで行われて解散となりました。
SenyuMuseumのウォーキングツアーに参加した感想
歴史的建造物を巡るのが面白い!
メンテンはオランダ植民地時代から続く洋館が今も多く残る地区。
普段入れない建物を見学したり、建築の背景を聞いたりなど、専門知識がなくてもエレガントな建築美を間近に感じることができました。
緑豊かな道を安心・安全に散策できる!
メンテン地区には大きな通りもありますが、一本入ると驚くほど静かです。閑静な通りを歩いていると、ジャカルタの喧騒から離れてとてもリフレッシュできました。
緑に覆われた道を歩くこと自体、車移動が中心のジャカルタ生活ではなかなか体験できません。
1人で歩いていると「この道入って大丈夫かな?」と不安になったりしますが、ツアーとして散策するのでコンセプトどおり「安心・安全」で、リラックスして楽しめました。
参加者同士の交流が楽しい!
他の参加者とも交流できるのがこのツアーの良いところ。私自身あまり社交的なほうではないのですが、歩いていると開放的な気持ちになってきて、他の方とも自然と会話が弾みました。
お互いカジュアルな出で立ちなので、身構えず話せるのもありがたい(笑) お友達作りにもおすすめです。
以前他のツアーに1人で参加したとき、同じく1人参加だった方と意気投合してランチに行くようになったよ!
ツアーに一緒に参加した、他の方の感想も紹介しますね。
普段メンテンエリアに住んでいますが、散策するのは初めて。普段車から見る景色を自分の足で歩くのが心地よかった!
日本語で解説を聞けるので、気になったことも気軽に質問できた。エドガーさんが日本人以上に日本を知っていてびっくり!
SenyuMuseumの今後のイベント情報
SenyuMuseumはジャカルタの文化と歴史、そしてアートに親しむイベントを定期的に開催しているんだそう。ウォーキングツアーはジャカルタのさまざまなエリアで企画されています。
さらに2024年7月には、ジョグジャカルタでのアートイベントに合わせて特別ツアーが組まれます。
歴史とアートが共存する街ジョグジャカルタを訪れる「ジョグジャカルタ現代アートと伝統を巡る旅」。SenyuMuseumとインドネシア国鉄(KAI)のコラボ企画です。
開催日程
- 7月 19日(金)〜 21日(日)
- 7月 26日(金)〜 28日(日)
国際的な現代美術祭「アート・ジョグ」と世界遺産ボロブドゥール寺院を巡る2泊3日の旅です。移動は豪華な観光列車で、清潔な車内できめ細かいサービスや景色を堪能できます。
もちろん日本語ガイド付き! 言葉の壁を感じることなく楽しめますね。
参加申し込みはSenyuMuseumのインスタグラムへのDM、またはWhatsApp(+62 812 1302 4255)から可能です(日本語対応)。不明な点は直接問い合わせもできます。
インドネシアの観光列車は想像以上に綺麗で豪華だよ。実際に体験する絶好のチャンス!
まとめ
SenyuMuseumのツアーやイベントは、ジャカルタでの日常生活に新たな彩りをもたらし、この街の歴史とアートを一段階深く知る機会を提供しています。
エドガーさんによる日本語ガイドで、言葉の壁を感じることなく理解が深まります。わかりやすく丁寧な解説を聞いているうちに、きっとジャカルタを前より好きになるはず。
日本から来たばかりの方でも、ジャカルタの多様な魅力を気軽に体験できるのが大きな魅力。私自身も、今後も参加していく気まんまんです。次のイベントでぜひ一緒に楽しみましょう!
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